【事例付】アメックスプラチナの海外旅行保険で必要十分の理由
アメックスプラチナカードは年会費13万円と高額なので、年間10回以上海外旅行に行く私ですら入会をためらったほど。アメックスプラチナカードは海外旅行に何度も行くなら最もお薦めしたいカードであることは間違いないのですが、それでも躊躇するレベルの年会費なんですよね、ここがネックです。
しかしアメックスプラチナカードに付帯する海外旅行保険の金額や補償に関しては群を抜いていて、やはり海外旅行に行く際に入るAIGなどの海外旅行保険に入る必要がないほど充実しているのです。
実際私は毎年10回以上海外旅行に行くときには、別途有料の海外旅行保険には入っていません。アメックスプラチナの海外旅行保険で十分だからです。
旅行代金をアメックスプラチナカードで支払うと補償金額や範囲が広くなる
利用付帯と自動付帯
クレジットカードの海外旅行保険は、旅行代金をカードで支払っていると補償が有効になる利用付帯保険が多いです。ゴールドやプラチナになるとカードを使っていなくても持っているだけで自動的に保険が有効になる自動付帯保険がついてきますが、補償金額が少なすぎてあまり意味がありません。
アメックスプラチナカードは必ず利用付帯にすべき
特にアメックスプラチナカードの場合は利用付帯の保険の補償金額と補償範囲が非常に優れているので、海外旅行に行く際は必ずアメックスプラチナカードで支払ってくださいね。
旅行代金とは
ここで出てる旅行代金とは、ホテルや航空券、新幹線、バス、船などのことを言います。パッケージツアーで海外旅行を申し込んだときも当然利用付帯の対象です。
これからアメックスプラチナカードが補償してくれる海外旅行保険を解説していきますが、読めば読むほど、万が一のときの備えとして利用付帯じゃないとカバーしきれないことがわかるでしょう。
掛け捨ての海外旅行保険のように無駄に掛け捨てになるのではなく、旅行代金をアメックスプラチナカードで支払うだけで有効になるので利用付帯にしない理由はないでしょう。
アメックスプラチナカードで補償される海外旅行保険の内容
アメックスプラチナカードの海外旅行保険は下記のようになっています。
- 死亡・後遺障害
- 怪我の治療
- 病気の治療
- 自分の荷物が破損・盗難にあった場合
- 海外旅行先で誰かを傷つけてしまった場合
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
旅行代金をアメプラで支払った場合
アメックスプラチナカードで旅行代金を支払うと、保険で賄われる補償が受けられる対象人物がかなり広くなります。
- カード本会員
- カード本会員の家族
- 家族カード会員
- 家族カード会員の家族
例えば本会員の自分と家族カード会員の妻、そして妻の実家の親族などまで対象となります。補償金額もかなり大きいので、旅行関連の支払いは必ずアメックスプラチナカードでするように。メインカードとして使っていれば問題ないですよね。
傷害死亡 後遺障害保険金 | 最高1億円 事故などで死亡したとき、またはかなり重篤な後遺障害を負ってしまったときの海外旅行保険です。 本会員の家族と家族カード会員の家族は最高1000万円まで。 |
---|---|
傷害治療費用保険金 | 最高1,000万円 海外旅行中の事故や怪我などで180日以内に治療や入院した場合の実費を補償。 |
疾病治療費用保険金 | 最高1,000万円 旅行終了後72時間以内に発病し、治療や入院にかかった実費を補償。 |
賠償責任保険金 | 最高5,000万円 海外旅行中に自分たちではなく他人を死傷させてしまったときやものを壊してしまったときに補償。 |
携行品損害保険金 | 1旅行中最高100万円 海外旅行中にカメラなど所持品などが壊れたりした場合に補償 |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高1,000万円 海外旅行中に遭難などした場合にかかった救援費用の補償 |
アメプラで旅行代金を決済せず、自動付帯の場合
アメックスプラチナカードで旅行代金を払わなかった場合でも海外旅行保険は自動でついてきます。しかし死亡後遺障害の保険金額が半額になってしまうことや、補償対象者が本カード会員と本カード会員の家族のみとなってしまうため注意が必要がです。
傷害死亡 後遺障害保険金 | 最高5,000万円 事故などで死亡したとき、またはかなり重篤な後遺障害を負ってしまったときの海外旅行保険です。 本カード会員の家族は最高1,000万円まで。 |
---|---|
傷害治療費用保険金 | 最高1,000万円 海外旅行中の事故や怪我などで180日以内に治療や入院した場合の実費を補償。 |
疾病治療費用保険金 | 最高1,000万円 旅行終了後72時間以内に発病し、治療や入院にかかった実費を補償。 |
賠償責任保険金 | 最高5,000万円 海外旅行中に自分たちではなく他人を死傷させてしまったときやものを壊してしまったときに補償。 |
携行品損害保険金 | 1旅行中最高100万円 海外旅行中にカメラなど所持品などが壊れたりした場合に補償 |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高1,000万円 海外旅行中に遭難などした場合にかかった救援費用の補償 |
他社のゴールドカードと海外旅行保険の補償金額で比較
アメプラの海外旅行保険の補償金額は基本的に利用付帯を前提として話を進めていきます。普通に考えるとアメプラをメインカードとして使っている方が多いと思いますので。
ここで比較するのは年会費1万円のVISAゴールドカード。こちらは多くの人が気軽に申し込める世界スタンダードなゴールドカードです。
死亡後遺障害の場合は最大で5000万円、治療費300万円、賠償責任5000万円、携行品損害50万円、救援者費用500万円と、アメプラと比較すると半分以下の補償しかされないんですね。
たったこれだけだと入院して手術されてしまうと治療費300万円は超えてしまう可能性が非常高いです。アメプラであれば1000万円まで補償されるので余裕がありますよね。
携行品損害50万円だとカメラやレンズなどが壊れた場合は軽く超えてしまう場合もありますよね。
ゴールドカードとは言え、これくらいの補償金額だと、全体的に見ておまけ程度と言えます。あまり信頼せず、AIGなどの掛け捨て海外旅行保険をつけたほうが良いでしょう。
AIGの海外旅行保険の金額が高すぎる
というわけで、別途AIGの海外旅行保険に入って海外旅行に行くといくらくらいかかるのかをシミュレーションで出してみました。
AIGの海外旅行掛け捨て保険はシンプル、ブロンズ、シルバー、ゴールドと4段階に分かれています。今回は最大限補償がつくゴールドを例にアメックスプラチナカードの海外旅行保険と比較します。
北米6日間を観光旅行で行くときのAIG海外旅行保険料は7,380円となりました。そして補償は下記のとおりです。
アメックス・プラチナ | AIGゴールド | |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円 | 3,000万円 |
傷害治療費用保険金 | 最高1,000万円 | 90万円~3,000万円 |
疾病治療費用保険金 | 最高1,000万円 | 無制限 |
賠償責任保険金 | 最高5,000万円 | 1億円 |
携行品損害保険金 | 1旅行中最高100万円 | 30万円 |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高1,000万円 | - |