【宿泊記】LSE Northumberland Houseはロンドンの格安ホテル
LSE Northumberland Houseロンドンのピカデリーから徒歩10分程度の位置にある非常に利便性の高い学生寮です。夏季休暇期間や年末年始などの学生が休みになる期間に観光客など一般向けに宿泊施設として一部を提供しているため、宿泊費は非常に安いです。ロンドンのホテル代はとても高くつくので、時期が合えばLSE Northumberland Houseに泊まることで宿泊費を節約できるでしょう。
ロンドンの地下鉄に関してはチャーリングクロス駅やバス停も複数あるので、ピカデリーまで行く必要なく色々な場所にアクセスがし易いです。立地はとても良く、価格は近隣の半額。私が宿泊しようと思っていたピカデリーのル・メルリディアンが1泊25,000円程だったのに対し、LSEノーサンバーランドハウスは12,500円ほどでした。
ロンドンの夏は非常に宿泊費が高騰しているようです。
ではLSEノーサンバーランドハウスのレポートです。外観はひとつの建物の中に複数のホテル、テナントが同居しているような感じでした。ピカデリー方面、チャーリングクロス駅からテスコエクスプレス側に横断歩道を渡って左に歩いていけば着きます。
途中にホテルがありますが、同じ建物で同じエレベーターで行き来できてしまうので不思議ですが、LSEノーサンバーランドハウスはその奥に入り口があります。
電子ロックですべてのドアを解錠する
ドアは専用の電子キーを近づけないと開かない仕様になっているためホテルとは違い逆にセキュリティが高くなっています。この写真はドアの外に設置されているオートロックの非接触キーを近づける部分です。
中に入ると階段があり、左側に受付があります。右側に見えるガラスのボックスのようなものは車椅子が上に上がれるようにするための昇降機です。階段を登ったらここでチェックインし、電子キーを受け取り、ルームナンバーを聞いてさらに奥に入ります。このエントランスからさらに奥に入るのに電子キーでロックを解除する必要があり二重ロックのようになっています。
エントランス右側にはソファがあり、学生たちがここで談笑したりするのでしょう。私たち旅行者は待合に使ったりしているようでした。私も帰国日に荷物が増えたのでここでスーツケースに荷物を詰めました。
先程書いたように、エントランスでチェックインとチェックアウトをしますが、一度チェックアウトをしてしまうと中に入れません。スーツケースは預けることができますが、その後は狭いこの待合エリアでしか荷物の整理や(普通ここの時点ではしないと思いますが)、トイレに行くこともできなくなるので注意してください。ちなみにスーツケースの保管場所はエントランスから電子キーで入るルームエリアのすぐ近くです。
LSE Northumberland Houseの部屋へ行くまで
私が宿泊した部屋は非常にわかりにくかったので記録しておきます。私が割り当てられた部屋は「1.02号室」という部屋番号で、「102号室」とは違います。102号室はエレベーターに乗りますが、私の泊まった1.02号室は階段であがります。
まず電子ロックでエントランスから中に入るとこのような広間があります。左に見える階段を上がってしまうと1.2階ではなく2階に上がってしまようです。同様に右側の奥にエレベーターがありますが、こちらも2階以上につながっています。正解は正面に見えるドアです。これを開けて中に入ると階段があります。
ドアを開けると左手に階段があるのでこれをスーツケースを持って上ります。ちなみにこの1.02号室などドットがついた部屋は8つくらいありましたが、ここは階段でしか上がれませんでした。
階段を登りきるとドアがあるのでこれを開けます。かなり重くて開きが悪いのでスーツケースなど重い荷物や大きい荷物を持って出入りするのは正直しんどいです。
ドアを開けると小さな踊り場になっていてさらに左側にドアがあり、これを開けます。
中に入ると左右に部屋が並んでいるので自分の部屋のドアにある電子キーをあけて入ります。ここまで来るのにドアがありすぎますね。
LSE Northumberland Houseの部屋
まず入ってびっくり。めちゃくちゃ臭いです。人間の臭いが何年もしみついた感じ。ほかのLSE Northumberland Houseに泊まった人のブログを見ましたが同じようなことを書いていました。
入るとすぐベッドがあります。シングルで壁についているのでやはり学生寮という雰囲気ですよね。窓の下にはヒーターがあるので冬はこれをつけっぱなしにするのかもしれません。一応収納の引き出しもついていて、学生が普段使っているのだと思います。
左手には横幅の広いデスクが壁に備え付けになっています。これだけ広いと使いやすそうですが、今回は荷物置きになって使うことはありませんでした。
バス・トイレは机の左側に。ユニットバスです。洗面とトイレがあり、シャワーはカーテンで仕切るようになっていました。
価格相応というべきか、という感じではないでしょうか。それでもこのクオリティで1万円超えるわけですから、やはりロンドンのホテル価格の高さを思い知らされます。
管理と運営はかなりずさん
シャンプー、リンス、石鹸、タオルがありましたが歯ブラシと歯磨き粉はありませんでした。さらにはリンスと思ったものはシャンプーでした。要はシャンプーが2本置いてあったということです。そしてタオル交換とシーツ直し、ルームクリーニングはありませんでした。サービスとしてついていると書いてあったにも関わらず。かなり適当な運営です。
ルームクリーニングサービスに関しては1日目はあったけど2日目はなかった、という人もいるようです。ドアに鍵はなく、ホテルのようにドアノブに掛ける札もありませんでした。下手したら勝手に入ってきてしまう恐れもあるわけです。今回は入って来ることすらなかったのですが・・・。
また、忘れ物をしてしまったと思いメールしてみましたが音沙汰はなく、立地は最高に良いのですが次回は泊まらないな、と思います。学生寮というもう無縁の場所に泊まってみる、という体験を1泊だけするなら良いと思いますが連泊はお薦めできません。
ロンドンで低価格の宿泊施設として寝に帰るだけであればまだ使えると思いますが、部屋は当たりハズレがあるかもしれません。1泊1万円ちょっとで泊まれるところはなかなかないと思うので、ほとんど外出している方は立地も良いので利用してみてください。
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