【強盗!?】メキシコではスーツケースを開けて土産まで開封される
メキシコシティからの帰国の際、スーツケースが2つとも開けられたことが帰宅してわかりました。アメリカは開けた際に中身を軽く確認して開けた旨の書類を入れてくるためわかりやすいですが、メキシコの場合は開けたことは一切書面に残さず、また、スーツケースの中に入っている商品も開封してきます。要するにプレゼントとして買ったはずのお土産が開封されているということです。
TSAロックを掛けていたら壊される
最近のスーツケースはロックにTSAというアメリカ向けの規格が採用されています。アメリカであればTSAロックをかけていても空港で不審物と疑われた際に空港スタッフが専用鍵で開けることができるので、鍵の破損なく開封し検査後に元に戻されます。
しかし不運なことにTSAの万能鍵持っているにも関わらずこじ開けて壊す輩もいますのでTSAロックは完璧ではなく、アメリカ旅行でさえTSAロックも解除しておいたほうが良いという人もいます。ちなみに私は毎回鍵はかけていません。
で、メキシコですがアメリカのようなTSAロックの万能鍵はないためTSAロックをかけていると壊されます。壊されれば当然二度とロックはかけられません。他の南京錠などでロックしていても壊されてスーツケースを開けられてしまいます。鍵が壊れない場合、スーツケースをバールなどでこじ開けるのでその後スーツケースは閉じなくなり、開いたまま日本のベルトコンベアから出てくることもあるようです。
このことから、受託手荷物のスーツケースには鍵をかけず開けられる状態で預けることが基本です。また貴重品や壊れものは絶対に預けてはいけません。普通に盗まれます。
お土産を開封される
メキシコでは実際にパックに入った商品の外装を破られていました。見れば確実にわかるものですがビリビリに破られて開けられていました。かなりひどいですね。プレゼントで購入していたとしたら、これはプレゼントにはなりません。
またビニールテープで封がしてあるチョコレートもビニールが捨てられて開けられていました。この蓋は当然店頭でこのまま売ってるわけもなく、透明のビニールテープで封がしてありました。
カルーアのチョコレートだったのですが、中身がいくつかスーツケースの中に散乱していました。ありえないですね。
このようにパッケージになっている市販品であってもメキシコの空港では保安検査でスーツケースを開けられた上に中身まで開封されます。しかも雑に。そして開けた旨の通知はなく、商品価値ゼロにされてしまいます。まさに強盗です。
中で買ったものなどが動かないようにぎっしりと詰め込んでいても、全て開けられてしまうので帰宅後には中身がスーツケースの中で散乱し破損することも多々あります。そしてこれに関してはメキシコから補償されることはありません。機内への積み込みなどで破損した場合は航空会社が補償してくれる場合もありますが、メキシコの空港の検査で破壊された場合は無理ですね・・・。
商品が高価なら盗まれる
私は実際に体験していないので、ここからはネットなどでの体験談をまとめます。
高価なもを入れておくと保安検査という理由で開封されたときに盗まれるというものですね。これはメキシコに限らず先進国のアメリカでさえ頻発しています。スーツケースの中身を盗まれるというのはよくあることだと考えておいてください。
また盗まれたと思ったものが他の人のスーツケースの中に入っていた、という事件も起きています。何れにせよ、スーツケースを開けられることを覚悟でメキシコでは預ける必要があります。
商品の破損対策
どんなに壊れないようにパッキングしたとしても、裏側で絶対バレないという立場を利用して元の状態になんて戻すわけがありません。中身を取り出したり、商品を開封したあとは適当にスーツケースに放り込んで蓋を閉めますから、運が悪ければ破損します。そして土産物は市販品のものであっても開封しますから商品価値はなくなります。この場合、メキシコ空港側も利用した航空会社側も免責となりますので、買ったものに対して保険をかけておくしかありません。
カードのショッピング保険
クレジットカードにショッピングプロテクションなどの保険がついていものがお薦めです。私はアメックスを利用しているので、アメックスで決済して購入したものであれば補償されます。ただし現金で補償されるだけで同じ商品が戻ってくるわけではないので商品は壊れたままです。
一点ものでプレゼントなどモノ自体が重要な場合はどうにもならないのです。ただしお金が戻ってくる可能性が高いのでアメックス、おすすめです。
空港でラップぐるぐる巻きにしてもらう
空港ではラップを巻く機械でスーツケースをぐるぐる巻きにしてくれるサービスが有料ですがあります。500円前後でやってくれると思いますが、これは何か問題があればラップをカッターで切り裂かれて開けられてしまうのであまり意味がありませんが、窃盗のために開ける手間がかかるので被害は抑えられるかもしれません。
また万が一開けられてしまう場合、ラップをカッターで切り裂かれるのでスーツケース自体にも切り傷がギッチリと残る可能性があるため、ここは自己責任です。外国人はよく空港でこのサービス受けてますよね。
高級なスーツケースを使わない
リモワやゼロハリバートン、グローブトロッターなどの高級スーツケースはスーツケースごと盗むことがあるのでこれらは使わないようにしましょう。まさかスーツケースごと盗まれてロストするなんて、という常識は通用しないと考えておいたほうが良さそうです。
日本人とわからないようにする
メキシコの空港ではなぜか住所を書くための札が渡されました。ここに住所がJAPANと書いてあれば中身を見て良いものがあれば盗む可能性もあります。日本までは書く必要はないでしょう。そもそも航空会社の荷物タグがついていますから普通なら紛失して日本に届かなくても追跡してあとで届く可能性がとても高いです。
メキシコでたまたま市販品まですべて開封するという強盗まがいの扱いを受けたため実体験としてメキシコの空港でのスーツケースは特に注意してほしいと思います。
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