東南アジア周遊中にパスポートの残存期間が6ヶ月を切ってしまったときの体験談
クアラルンプールに入国し、ホーチミンへ移動、ホーチミンから日本に帰る旅程をとりました。
実際にクアラルンプールは普通に入国できましたが、クアラルンプールからホーチミンに移動する日にパスポートの残存期間がぴったり6ヶ月になってしまい、ベトナムに入国できないとクアラルンプールのチェックインカウンターで言われてしまいました。
そんな旅行の途中でパスポートの残存期間によって入国できない事態になったときのことを備忘録として残しておきます。
クアラルンプールからの旅程
私の旅程はホーチミン滞在が数時間の、所謂国際線乗り継ぎということでした。
- クアラルンプールからホーチミンへ移動
- ホーチミンに15時に到着
- 空港周辺で数時間滞在予定
- ホーチミンから23時に羽田へ出発
ホーチミンの空港周辺で数時間過ごしてラウンジに行こうと考えていました。しかしパスポートの残存期間がちょうど6ヶ月ぴったりになってしまい、ベトナムには入国できない事態になったのです。
ベトナムには数時間しか滞在せず、日本に帰国するための「乗り継ぎ」なんだけど、ベトナムに入国せず乗り継ぎは可能かどうか確認してもらいました。これならパスポートの残存日数は関係なさそう。
ホーチミンに入国せず、そのまま国際線乗り継ぎが可能だった
マレーシア航空の方が尽力してくださり、無事ホーチミン経由で東京へ帰国することができました。その流れは下記の通りです。
- クアラルンプールから通常通りマレーシア航空でホーチミンへ移動
- 搭乗券はクアラルンプールからホーチミンまでのものひとつに加えホーチミンから羽田までのものも同時発行
- ホーチミンでは入国手続きをせず、国際線の乗り継ぎ手続きをする
- タンソンニャット国際空港の制限区域内にとどまり、時間になったら発行してもらった搭乗券でANAに乗る
- 受託手荷物はクアラルンプールで預け、ホーチミンに到着したらANA便に載せ替えてもらうタグがつく
こんなことができるんだと驚きました。アライアンスが別でもその時の搭乗券を発券してもらうことができること、自分で受託手荷物を受け取りしなくてもそのままホーチミン経由で羽田まで届けてくれること。これまでの旅行では体験したことのないことばかりでした。
ホーチミンで国際線乗り継ぎをしてみた
クアラルンプールからホーチミンに到着し、普通はまずイミグレに向かうところですが、その通路の途中に国際線乗り継ぎの入り口が小さくあるので、そこに入りました。中は手荷物の簡単な赤外線チェックと体の金属チェックをして、ホーチミンから羽田までの搭乗券とパスポートを見せたら終わり。
入国のイミグレに並ぶ時間と、また出国するための搭乗手続きとイミグレの列に並ぶ時間がゼロ。国際線乗り継ぎは混雑していなかったため1分で通過できました。
アライアンスを超えた受託手荷物もしっかり羽田まで届いた
クアラルンプールで積み込まれる際にクアラルンプールから羽田まで届くようなタグを確認していましたが、果たして届くのかどうかは不安でした。どんな感じで羽田まで届いたかを整理すると下記のようになります。
- クアラルンプール・・・KUL - SGNの配送指示とワンワールドの優先タグがつく
- クアラルンプール・・・SGN - HNDの配送指示も同じタグに印刷されている
- ホーチミン・・・自分で荷物の受け取りはせず
- ホーチミン・・・ワンワールドタグに加えてスターアライアンスの優先タグがつけられる
- 羽田・・・2つのアライアンスのタグがついたスーツケースが届き、優先的に排出される
しっかりどちらの上級会員サービスが引き継がれてしっかり羽田まで届きました。
どこかで荷物がロストしてしまう可能性が高いと考えていましたが無事届いて驚きました。しかもこのアライアンスの違うタグがついていることも初体験でした。
マレーシア航空が取ってくれた対応が他社でも可能かどうかは不明
パスポートの残存期間がちょうど6ヶ月ぴったりの日付になってしまい、とてもお手数をかけてしまいましたが、10分ほど待っているとマレーシア航空の方が上記の手続きを取ってくれて事なきを得たのですが・・・。
これを他社も同じようにやってくれるかどうかは不明です。特にLCCだったら無理だったかもしれません。
一般的に航空券等を予約したあとに残存期間が6ヶ月を切っていることに気づいたら、普通はビザなし入国できるところを、改めて観光ビザを申請して入国するらしいです。その際は専門家にやってもらって数日はかかるらしい。
今回はたまたまマレーシア航空が日本の航空会社のような親身になって対応してくれただけで、パスポートの日付はちゃんと確認しないとダメだなと反省しました。