ウラジオストクの配車アプリはUberではなくYandex TaxかGettを使う
世界的な配車アプリ、Uberはロシアでは使えず、ロシア内の配車タクシーアプリであるYandex TaxかGettを使います。基本的にUberと同じような使い方で、支払いもクレジットカードを登録すれば金銭のやり取りや会話も一切ないのでとても楽。
特にロシアは白タクや一般タクシーも値段交渉から始まるため、明瞭会計な配車アプリは絶対に日本でダウンロードして設定しておくことをお薦めします。
ロシア、ウラジオストクでタクシーを使うデメリット
- メーターがなく、乗る前に金額交渉が必要
- 支払は現金
- 正規の市場価格より高く請求、ボッタクられる可能性が高い
- 英語は使えないのでロシア語で交渉・行き先説明する必要がある
ロシア語が使えてロシアのタクシー相場がわかっていない限り、流しのタクシーを使うのはデメリットしかありません。空港ではこのような白タク運転手がどんどん声をかけてきますが基本無視でOKです。皆鬱陶しそうに断っていました。
配車アプリを使うメリット
- 現在地はGPS認識、目的地を指定すれば金額がわかる
- 支払いは事前登録したクレジットカードに請求
- 現金のやりとりなし
- ロシア語の会話不要
- 自分のいる位置にタクシーが直接来てくれる
現地ロシア人も皆タクシー配車アプリを使うので、外国人観光客の私達も使うべきです。公共交通のバスや電車は安いですが、駅や停留所を回っていくので時間がかかります。タクシー配車アプリは滞在時間の短い私たちにとってとても重要です。
配車アプリはYandex TaxiとGettどちらを選ぶか
ロシアの配車アプリはGettとYandex Taxiの2種類がありどちらでもよいのですがロシア国内のシェアはYandex Taxのほうが上なのだそうです。また、Gettは日本で起動するとエラーが出ました。ロシア国内では普通に起動するので使えそうですが、国内にいる間に即乗車できる状態に準備ができるYandex Taxiがおすすめです。
ちなみにYandex TaxのYandexというのはロシアの巨大IT企業で、日本のヤフーのような存在ですね。グーグルよりも創業が古いそうです。配車アプリ以外にも様々なアプリを所有しているとのことで、その点からも私はYandex Taxiを利用することにしました。
Yandex Taxiを日本で設定しておく
Yandex Taxiは事前に電話番号を入れてSMS認証が必要になるので、電話番号が使える日本で設定しておくことが重要です。
日本で使っている電話番号で登録し、ロシアについてすぐYandex Taxiが使える状態にします。続いて決済方法を設定します。Yandex TaxiはUberのようにクレジットカードで自動支払が可能です。
決済方法を指定
決済方法はクレジットカードが便利ですが、日本では現金(Cash)しか選べません。
ロシアに入って起動するとクレジットカードを追加できるようになるので大丈夫です。アプリがアップデートされて日本でもクレジットカードが登録できるようになる可能性はあると思います。
ロシアに入るとクレジットカードを登録できる
ロシアに入り、SIMを空港で購入して107番バスの中でYandex Taxiを起動。
すると現金しか選べなかった決済方法にクレジットカード追加の黄色いボタンが出てきているのを確認できました。
ここでクレジットカード番号等を入力します。VISAやMASTERであれば大丈夫です。日本のクレジットカードは登録できないというブログを見かけましたが問題ないのでVISAかMASTERを用意して登録しましょう。私はANA VISAゴールドカードを海外用として使っているのでそれを登録しました。
これにより乗車・降車の際に現金を支払う必要はなくなります。さらに小銭でお釣りが来る煩わしさもありません。最高ですね。
Yandex Taxiで配車依頼する方法
Yandex Taxiを起動すると自分が今いる場所がGPSに表示されます。
ここから自分が向かいたい場所の名前を英語で入力すると候補が出てきてピンが刺さります。
目的地が合っていれば決定すれば、そこまでのルートが表示されます。2minというのは自分がいる位置にタクシーが車での待ち時間です。
価格が3種類の車のグレードから選ぶことができます。基本は最も安い、左の「ECONOMY」で問題ありません。これをタップし、その下にある黄色い「ORDER」ボタンを押すと配車完了です。
このように配車タクシーが自分のいる位置までの到着予定時間が出ます。タクシーがどう移動しているかもリアルタイムでわかります。
タクシーが到着。個人車両ですがYandex Taxiの黄色いステッカーが貼られている、見た目にもタクシーと判別しやすい状態になった車が来ます。
これもわかりやすですね。アプリ内には車種、色、ナンバーが表示されるので、それを確認して乗ります。
乗車すると、ドライバーが乗客を乗せる操作をし、目的地に向かうためのルートが表示されます。わかりやすいですね。
目的地に着いたら降ります。
運転手がアプリで配車完了させると私たち乗客のアプリにはこのような評価とチップと支払いについて、そして乗車完了の「Done」ボタンがあるので、タップ。基本的にチップはなくても良いと思います。星は5をつけても無印のままでも「Done」できてしまいます。
Yandex Taxi、かなり良い
Uberとの違いは、乗り合いタクシーがないところでしょうか。Yandex Taxiのエコノミーはちょっと離れた場所から中心地のホテル周辺まで乗って113ルーブル、日本円で200円程度。日本のバスと同じくらいなので、乗り合いタクシーなんだろうなと思っていたら専用タクシーとして走ってくれます。近場の移動のみに使える低料金設定のプランなのだそうです。
領収書もアプリ内に表示されますし、過去に走ったルートもログ表示されます。最近Uberはアメリカの都市別に定額制(都市限定・解約も都市限定でしかできない)ものを作ったり面倒なことが多いですがYandex Taxiはシンプルでとても使いやすいです。
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