ワルシャワからカトヴィツェに電車(IC)で行く方法
ポーランド国鉄でワルシャワからカトヴィツェまで長距離電車のICを利用した際に気をつけたほうが良いことをまとめました。初めてのポーランドの長距離電車だったのでかなり慎重に行動しました。
ネットで事前にチケッとを購入しておくのがおすすめ
ICやその他EIPなどの長距離特急列車は駅でも乗車券を購入できますが、事前にポーランド国鉄で購入しておくのがベストです。30日以上前なら割引も大きいらしいです。私は直前に購入したので特に割引はありませんでした。
事前に購入しておくと、チケットがPDFで送られてきます。PDFには今回乗るICの列車情報が記載されています。
左から乗車駅と降車駅、乗車時間、乗車日、乗車する列車の種類(IC)、列車の運行番号(IC112)、KLというのは恐らく車両ランクで今回は2等車だから2、車両番号(348)、座席番号(43)です。座席指定はした覚えがないので自動的に振り当てられたようです。
これを頭に入れておけば、あとは当日を迎えるだけです。
ワルシャワセントラル駅の電光掲示板を確認する
今回はワルシャワセントラル駅から乗るので、駅の中に入り大きな電光掲示板で今回乗るICの情報を確認します。
というのも、チケットを事前購入した段階ではどこのプラットフォームにICが到着するかわからないからです。
電光掲示板で見るべきは、乗車時間です。まず乗車時間が被ることはないのでここさえ一致するものがあればそれが今回乗るICで間違いありません。
続いて「IC112」という運行番号を確認し、小さな字で流れてくる停車駅で自分が降車する駅名が出てくるかも確認します。最後に一番右側にプラットフォーム番号が出ているので、そのプラットフォームに降ります。
プラットフォームがいきなり変更になることがある
日本の電車とは違い、ポーランドでは電車が入ってくるプラットフォームが直前で変わることがあります。今回私の場合も変更がありました。幸いプラットフォーム3が反対側の4に変わっただけですのでエスカレーター移動はなくて済みました。
乗車時間の10分前に改めてプラットフォームの電光掲示板を見ておいてよかったです。直前までぼーっとしているとプラットフォームが変わったことを知らずに乗り遅れてしまう可能性もあるので、乗車時間の10分前には改めてホームに設置されている電光掲示板で確認しましょう。
プラットフォームにあるセクター
プラットフォームに降りると、そこには別の表記で「セクター」と書かれたサインがあります。これは車両を意味します。1車両がセクター1、2車両がセクター2という具合です。
今回の私の場合は、プラットフォーム3のセクター1の場所にいればそこに車両1が到着するということです。
事前にチケットを購入したときにはセクターはわかりません。わかるのは車両番号のみです。プラットフォームの電光掲示板に車両番号とセクター番号が表示されるのでそれを確認して自分が乗るセクターまで移動します。
セクターは当てにならない
しかしセクター1で待っていたのに電車自体がセクター1まで来なかったため、セクター1で待っていた人たちは慌てて電車のほうまで移動しました。車両が止まる位置が適当なのだと思います。
またセクター1エリアには1等車と2等車があり、私は間違えて1等車に入ってしまいました。電車が到着したら自分の乗る車両が間違いないか確認しましょう。
私が乗ってしまったのは車両番号347で1等車でした。私が乗るべきは348の2等車で、車両内をスーツケースを転がしながら移動するのはかなり厳しいです。とはいえ移動するしかないので移動して何とか自分の座席に着くことができました。
車両内にはセクター番号の記載はなく、車両番号だけが入り口近くの壁に記載されています。私はその「347」を見て自分が間違っていることに気づきました。
「ここはセクター1ですか?」と聞いても誰もわからず、「348はどこですか」と聞いたら「隣ですよ」と教えてくれたので助かりました。先述の通り、セクター1エリアの車両には1等車と2等車が連結しているので、1等車に間違えて乗ってしまってもセクターエリアさえ合っていればすぐ車両内を移動できます。
座席を確認する
自分の車両に乗ることができたらあとは座席番号を確認してそこへ座ればOKです。座席番号は頭上に記載されています。
基本的には向かい合わせで4人が座る席が多いですが、今回はスーツケース置き場隣の2人席が設定されていました。そのため向かい側に他人が座ることもなく過ごせました。
スーツケースは無料で持ち込める
IC以外は不明ですが、ICはスーツケースなど大型の荷物を持ち込む事が可能です。
2等車には必ずスーツケース置き場が設置されていて、早く乗り込めばここにスーツケースを置くことができます。
スーツケース置き場が埋まっている場合でも、座席頭上に日本の電車と同じような荷物置き場があるので、そこにスーツケースなどを置くことができます。
私は2個の大型スーツケースだったので不安でしたが全く問題ありませんでした。
ちなみにかなり重いスーツケースは自分だけで持ち上げられないかもしれませんが、そのときは誰かに助けを求めてOKです。私は23kgのスーツケースを頭上の上の方に挙げられなかったらきついなと思っていましたが、日頃から筋トレしているせいか割と重くなくスッと乗せることができました。
2等車の座席
座席は普通の電車やリムジンバスなどと同じような感じです。
4人の向かい合わせ席が99%です。
私はたまたま2人で並んで座る席だったのでとても楽でした。
ネットでは4人の向かい合わせ席だと会話が始まってうるさいという情報も見ましたが、ほとんどの人が会話なしで乗車していて、私の乗った2等車は静かでとても快適でした。
テーブルは折りたたみ式になっていて、食事やパソコンをするときに広げます。この記事も今ICの座席で書いています。
たまたま隣の席に誰も来なかったので2席を独占してノートパソコンのタイピングができています。隣に知らない人が座っていたらできなかったかもしれません。
WIFiはなかった
ネットでは電車内にWiFiがあるという情報を見ましたが、私が乗ったICにはWiFiはありませんでした。
チケット確認の車掌が来る
ICが出発してしばらくすると、車掌がチケット確認のため車両内に現れます。
多くの人が紙のチケットを持っていましたが、事前購入しているとPDFが添付されて届きます。これをスマホ画面に表示させておけばそこに記載されているQRコードを端末で読み取ってくれて確認終了です。
スマホの電源がなくなったり、スマホ自体を紛失することを考えて、心配な方はプリントアウトしておくのも良いと思います。